VHSビデオのデジタイズを引き受けたことから、久しぶりに映像DVDを作る作業もしました。ハイビジョン以前のテレビやDVDの解像度は、720*480pixです。 ハイビジョン(FHD)は1920*1080pixとなります。4Kはハイビジョンの縦横2倍の3840*2160pixとなります。DVD時代の解像度は、さすがにさみしい気がしますが、4KはよいけれでハイビジョンFHDあれば必要十分かなあと感じています。 動画データのサイズは動画の質(ビットレートなど)で可変します。質を下げれば、DVDの4.7GB の中に長時間入れられるようになります。DVDとしての高画質だと1時間くらいになります。VHSビデオテープは2時間ということが多いのでコピーしてDVD用に高画質モードでデータを作ると、DVDサイズ4.7GBを超えることはよくあります。動画編集ソフトには、ビットレートなどを下げて、DVDサイズ4.7GBに自動で収まるようにする機能がついていますが、どのソフトでも画質がかなり落ちてしまいます。 そこで使うのが、「DVD Shrink」というソフトです。Windows 95の時代からあるソフトですが、こんな時にこれより役に立つソフトには出会ってないのでいまだに使っています。DVD製作作業自体減ってはいますが。 動画編集ソフトの高画質モードでDVD用のデータをハードディスクなどに作ります。ハードディスクなら4.7GBという縛りがないのでいくらでも大きくできます。例えば&GBくらいになったとします。これをDVD Shrinkに読み込むと、その瞬間に圧縮設定が完了します。4.7GBに収まるように圧縮設定されます。それをVIDEO_TSフォルダやISOファイルに吐き出し、DVDに焼きます。作業自体は動画編集ソフト1つでできる作業ですが、「DVD Shrink」で圧縮したほうが画質がよいので、私はそうしているというわけです。私と同じような人は多いのか、Windows11の時代になっても「DVD Shrink」はよく使われているようです。
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