「熊」なニュースが多い今日この頃。私のカミさんの実家は「熊」が普通にいるところです。畑作や里山管理をしていての獣害は「熊」より「猿」のほうがたちが悪いです。「熊」は柿の木登って、枝を折って熊棚作って柿を食らっていくくらい。猿は畑の殆どの作物をちょいとかじっては散らかしていきます。まだ「猪」は現れていませんが「猪」もやっかいです。まあ、そんなわけで、銃所持許可と狩猟免許、狩猟者登録、駆除許可申請などと、とりあえず防衛処置ができる資格をとろうとしています。 日本のルールは変だと感じます。人家のあるところに、人に危害を加えそうな獣がでてくると、警察とともに銃猟のできるハンターがほぼボランティアでやってきます。ハンターは、銃所持許可と第一種銃猟免許、狩猟者登録している単なる「猟師」です。人に危害を加える獣を駆逐(駆除?)する人ではありません。 その仕事は、他の多くの国では警察が対応します。人家の近くに危険な獣出没の通報で警官到着。パトカーからショットガン(猟銃)準備。威嚇空砲射撃、閃光音響弾、ゴム弾などで追い払い。どうしようもない場合はスラッグ実弾、ライフル銃などで駆除のように仕事します。 日本では、鳥獣法などのルール、銃刀法などのルールで、他国のように警察官が普通にショットガン(猟銃)やライフルをパトカーに積んでいることはありません。それを警察官が使用することもありません。猟銃を使う場合も警察官といっしょのオレンジ服(狩猟者登録者)の協力者が使用するといったおかしな風景が見られます。 私がとりあえず資格をめざすのは、害獣からの自衛手段の一つを加える選択です。柿の木に鉄板を巻いたり、電気柵を準備したりする自衛策に加えるものです。といっても「猟」としては猟期だけであり、昼間だけの制限です。一番手をやく「猿」は非狩猟鳥獣なので猟としては捕獲できません。 法を整備するのは国会の仕事なので、作文読んでいるいるように見える仕事だけでなく、柔軟にルールをうまく作ったり無くしたりしてほしいものです。ルールを守る文化は日本に根付いていると感じますが、ルールを変更するとか新しく作るとか廃止するとかの文化は根付いていないように感じます。憲法も70年以上変更されていません、変えるものでないとすりこまれている気もします。 人家の近くに「熊」がでた、通報、パトカー到着、おまりさんショットガンで威嚇発砲、「熊」は山へ戻っていく、みたいな映像をニュースで見られるのは、私が死んだ後?それもない?日本では。 警察でなくとも「災害派遣」のように自衛隊が、装甲車、機関砲とともに駆除派遣でもいいです。獣が平和に暮らす獣の縄張りを荒らしに行くのではありません、別の獣(人)の縄張りに入れば痛い目に合うと知らせることは動物の世界の自然なことです。
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