ここのところ東京往復が多くなっています。時間はあるけど小遣いの無い爺世代、最近は殆ど使ったことのない一般道で行ってみました。 私が学生だった70年代、東京-新潟を結ぶ自動車道は開通していませんでした。練馬-東松山が開通したばかりの頃。ですから使うメインは国道17号、東京-新潟の唯一の大動脈でしたから、大型トラックが多いことと、渋滞が多いことで大変でした。たった300Kmほどの道のりですが、小回りのきくバイクでも7時間くらいはかかりました。交通量の多い昼間を避けて深夜から早朝を使うこともありました。 水上の新治あたりに太助ドライブインというドライブインがありました。今のように24時間営業のコンビなど無い時代、このドライブインは24時間営業に近い感じでした。深夜でもいつでも開いていて、深夜トラックや夜行バスが休憩していました。高速道路開通後は大型車の流れが高速道路に移ったためか、往年のドライブインはなくなりましたが、その頃からあった饅頭屋さんが今も店をかまえています(写真)。 1980年になると、練馬-前橋、新潟-長岡の高速が開通し、だいぶ時間短縮できるようになりました。そして1985年には関越トンネルが開通し(4車線化は1991年)、練馬-新潟がつながりました。そうなってからは、一般道を使って東京往復をすることはなくなりました。 つまり約40年ぶりに一般道で東京に向かうわけです。走ってみると、一般道も40年前と違って、4車線化されたり、バイパスができたりして走りやすくなっていました。新潟県側では、長岡バイパスや、新新バイパス。関東側では、上武道路(前橋バイパス)、熊谷バイパス、上尾道、環八-戸田など。 さすがに高速の倍以上の時間がかかりますが、昔よりは短時間で着くことができます。高速道路が、イギリスのように無料だったり、もう少し安いとよいのですが、今は高すぎると思います。
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