最近組んだPCのCPUは、Intel Core i7-12700K(第12世代)。最新第14世代ではないけれど、LGA1700ソケットのCPUは、2025年現在としては今時のCPUです。 私は動画編集をします。MP4エンコードはGPUが殆ど作業しますが、MP4以外のエンコードやレンダリングはCPUの仕事になるので、動画編集でのCPU作業比率は高いです。 そこでCore i9とまでいかなくてもCore i7を選択しました。 性能に満足していますが、性能ならではの悩みが出てきました。CPU発熱です。 軽負荷の時は、40〜50℃ですが、ガツンとCPUに仕事をさせると、数秒でCPUの温度制限(TjMAX)の100℃に達し、 サーマルスロットリングが機能しクロック数が下げられます。 熱に対する安全装置的なサーマルスロットリングがあるのでとりあえず安心ですが、それでもCPU温度が95〜100℃くらいまで上がるのはよくないなあと気になります。 下は、供給電力を変えてCinebenchを動作させ、HWiNFOでCPU表面温度のログをとりエクセルでグラフにしたものです。 無印12700は、PBP65Wですので、リテールクーラーで十分冷やせることもわかります。 12700KはPBP125Wですが、Cinebench実行中の10分間リテールクーラーで冷やせるのは95Wくらいが限界です。 評判のよいトップフロークーラーも表示には150Wまで対応とあってもリテールクーラーと大差ありません。 大きなサイドフロークーラーなら冷やせるかもしれませんが、この様子を見ると空冷では限界あるかなあと感じます。 Cinebenchのような負荷のかけ方は少ないので95W設定でもよいかと思います。85W設定にしておけば連続負荷をかけても冷却は大丈夫でしょう。 これでも無印12700の65W動作より20W多くかけられるので12700Kを選択して損はなかったと思います。
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