2004年の水害のときも、その年の中越地震のときも(この2つはもろに私の居住地区)、2011年の東北地震のときも、同じことをつびやいたので、今回の能登地震ではつぶやかないと思ったのですが、またつぶやいたところで誰もこない偏狭のWEBですので、伝わることもないわけですが、やっぱりつぶやいてしまいます。
初期情報収集について (1) 今は地震の発生で、震源や規模、各地の震度がわかるシステムがあるのはすばらしいと思います。そこからの、情報収集や支援方法に改善が必要です。 (2) 情報収集は災害の場合、現場から届くと想定するのは、想定不足です。災害最前線は連絡不可能状態にあると想定して当たり前です。 (3) 大きな地震発生したら、すぐに航空機派遣です。今も自衛隊の対応があるみたいですが、高いところから、また夜間は地上の現場確認容易でないでしょう。 (4) もう一つ踏み込んで、震源データ大きいところに、ヘリ着陸までしましょう。自衛隊ヘリでもよいですが、今は各地に、ドクターヘリも数があるので飛ばして着陸させましょう。夜間飛行とか、災害確認とか、ルールがあしかせになっていればルールをかえましょう。
支援について (1) 道路が使えれば、道路でよいです。しかし、大きな地震では地上交通路が寸断される確率は100%といってよいです。いままでの地震災害、どれも道路は役に立たなくなっています。やはり空からです。 (2) 物資輸送も空の活用です。 自衛隊には大型ヘリや、大型垂直離着陸可能航空機を装備拡大しましょう。 つまり、ブルトーザー、エクスカベーター(パワーショベル)、消防車、タンクローリーなど、重機、大型車両を現場に運搬できるレベル輸送用ヘリなどです。道路寸断でも、現場には重機はすぐに必要でしょう。 小回りが利いたり、狭いところに着陸できる小型ヘリは、現在のドクターヘリくらいのもので十分です。数があるといいです。ドクターヘリといわず、大きな消防署に1機あるくらい整備されるとよいです。救急車10台につき1機くらいの配当で。 道路復旧できてきたら、航空機活用は減らしていけばよいです。
後方支援について 2004年に身近で支援にきてくれた、自衛隊、警察、消防の人たちの様子を見ました。最前線の人たちはみな全力で仕事をしていました。感謝しかありませんでした。ただ、後方支援が貧弱すぎると思いました。自衛隊の方、被災者に炊き出しするものの、隊員のみなさんは、支援現場でインスタント食品などです。飲まず食わず任務にあたっていたとは言いませんが、過酷過ぎます。昔の日本陸軍に近いです。昔の悪い日本的感覚「根性論、精神論」路線です。 過酷な任務は仕方ないです。しかし、その人たちの食事、休憩、宿泊環境を整える後方支援がなければ、長期戦は無理です。「食、休憩、道具など」、後方支援を厚くしなければ、昔の日本軍のまま成長はありません。 (1) 巨大空母兼災害支援母艦を建造しましょう。日本海側_4 太平洋側_6 沖縄_1 合計10隻くらい。 (2) 災害発生で、近くの洋上に停泊。現場隊員(派遣された人全員)の宿舎、休憩場に。また病院機能も。避難者支援施設にも(売店、入浴、一時宿泊その他)。 (3) 現場隊員等は、ヘリで輸送し、交代で任務・休憩できるようにします。きつい任務後、ヘリで母艦に移動、食事、シャワー、睡眠、現場は次のシフトの隊員等があたり空白はつくらない。 (4) 現場不足物資は、母艦に集積し、母艦から現場へ。
このくらいの規模の災害支援をしてみせれば、どのくらい防衛力をもっているかを、近くの国に見せることもできる。私たちも頼もしく思う。 日本は、住んでいて、世界の国と比較しても、好きな国ではありますが、いろいろな場面の機動力の活用が、先進諸国に遅れていると感じます。また、害獣駆除のときにつぶやきましたが。ルールを守る文化は長けていますが、ルールを作ったり変えたりする文化は、先進諸国に劣っていると思います。 私が生きているうちになんとかしたいなあ。 こういうのは、つまり大きい仕事は、総理大臣を頂点に役割の上のほうから気をきかせて、とっとと指示を出していかなければ動きません。気の効く人が上にいなきゃだめなので政治は大切です。そしてそれらを選ぶチャンスの選挙は大切となるのですが、選挙文化が先進国の中でやっぱ遅れている我が愛すべき日本。
|