北海道へ
2005/08/08(Mon)
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雷雨 2005/08/08(Mon)
 寝ていると、雨の音と雷の音で目が覚めました。風も出ていて入ってくる風が寒いです。
 私のテント、モンベル・ムーンライト2は、形は三角で使っている人の多いドーム型ではありません。三角柱の底面方向を風の流れにあわせると、風がよく抜けて暑い時に快適です。当然二重でメッシュ付ですので、虫の心配もありません。風の通りをとめたければ、もう一つ閉じてインナーテントを閉じます。
 インナーを閉じて、フライシート部分も閉じました。グラウンドシートのはみ出しを、テント下にしまいたかったのですが、今時のテントの性能を信じて、眠いし、濡れたくもないので、そのままにしました。つまり、グラウンドシートは水を通さないので、テントより広くグラウンドシートを広げると、雨が入りこみ水たまりができるのです。グラウンドシートはテントインナーの底面より小さく敷きます。ベッドメイキングのシーツの処理というか、きちっち収めるほうが、こういうときのためにはいいのです。昔の防水性の悪いズック生地のテントでは、シャベルで回りに溝を切って、「雨じまい」もしたものでした。
 目が覚めたついでに、地図やガイドを開いて、明日(今日)のコースを考えました。根室からオホーツクをまわり旭川に戻って札幌、小樽を目指し、小樽あたりで野営、フェリーで新潟...というところで、また眠くなり...zzz
計画変更
 朝、キャンプ場が6:00にならないとゲートが開かないので、その間にテントの撤収その他をすることに。雨でのテント片付けは、雨のあたらない屋根のあるところへさっと持ち込んでします。それができなければ、グラウンドシートの上でします。どちらも、雑巾(タオル)を使いながら水分をとりながらすると、水気を少なくしつつ泥汚れも落としながら撤収できます。最後に巻くときも雑巾で水分をとりながら巻きます。年寄りの知恵でんなあ。
 ここで、テントの防水のよさを実感しました。グラウンドシート端の始末をしなかったので、テントをとるとシートの上には水たまりができていました。しかし、テントの床面からの浸水は全くありませんでした。近くの雨のあたらない炊事場で荷づくりをし、朝食やルート思案は、サイトを後にして管理棟ですることにしました。
 気温は16度。雨だったり、ガスったりしていて、根室、オホーツクを目指す気分になりません。近くの根室湿原もガスっていて見えません。コースを変更することにしました。道北、道南の天気はよさそうなので、まずは帯広に向けてバイクを走らせることにしました。きのうのうちにR44の写真をっておいてよかったです。しかし、この時期16度とは。新潟を出てきたときは36度でした。気温差20度。防寒装備を用意してきてよかったです。といっても雨具が防寒着にもなり、持ってきた防寒装備を使うほどにはなりません。
 しかし、ガスって寒くては、釧路湿原も新潟の田んぼの中を走るのと変わりません。たんたんと走るだけです。こうなると、北の地は寂しい感じがするなあ。冬の日本海側といっしょです。
蕗と白樺
 北の大地を走っていると、ぽかっと葉を広げた大きな蕗と、白樺をよく目にします。小生の記憶違いかもしれないけれど、白樺と蕗が生えるところでは、他のものが育たないとか...白樺と蕗くらいしか生えられないというか...。白樺は見た目はきれいだけど、材としてはそういいもんじゃないし、蕗も食べられるけど主食にはならないし。自然の厳しいところなんだろうなあと、一人考えつつ一枚。
漁港
 冬の寂しい日本海沿いの景色を見るような38号を走っていると、ふと漁港の臭い。お、懐かしい臭いだなあと、海の方へバイクを向けました。漁船が停泊する漁港に出ました。私は、食には詳しくないので、何が獲れるのかはわかりません。
帯広へ
 帯広にちかづいてくると、空が開けてきて、天気がよくなってきました。天気一つで印象はかわるものです。帯広のあたりは牧場が多いです。牧草のロールが、ころころしていて、北海道だなあと感じました。
 帯広市内に入るころは天気はぴーかん、気温も上昇。湿度が低いせいか、走って風にあたると爽やかです。市内を走っていると、バイク屋さん発見。気になり続けていたオイル交換をすることにしました。前日のレッド○ロンとは違い、いわゆるバイク屋さんです。世間話などしながら、オイルを交換を済ませました。これでまた、きがねなく回せます。安心、安心。ついでにチェーン調整もしました。(これは車載工具で自分で)
R274日高
 帯広からのルートはちょっと迷いました。R38で富良野へ出るか、日高峠の峠走りを楽しむか。結局、峠のほうを選びました。写真は、日高の道の駅にて。むこうの空がきれいだつたので一枚。
 R274は、快適な中速コーナーの連続です。750クラスの3速、4速を存分に楽しめます。さて、写真のような荷物を積めば車重は、リッタークラス並かそれ以上になります。何百回となく発進停止のために足をつきますので、車重が重いとそのことに意外と筋力を使います。疲れてくるとバランスも崩しやすく、その時は重い車重はさらにこたえます。 しかし、750クラスでは車重と車体のコンパクトさから荷物積載して空荷のリッタークラス並で疲れません。また、つづら道を右に左にバンクさせるには、750クラスのトルクと車体がベストバランスです。峠道でのトルクも十分ですし、切り返しに大きな体重移動もいりません。
 R274では、大型バイク死亡事故注意の看板を目にしました。それなりの速さでぶつかれば最悪の結果でしょう。バイクも多いので、ちょっと気づいたのですが、大型バイクに乗る人でも初心者的なラインどりや、ギヤ選択をしている人が意外と多いことです。特に右ターンで早目にイン側に寄る人の多いこと。正面衝突の危険が高いです。また、登り坂コーナーで、平坦路ならトルクにまかせて高めのギアでもトラクションを得られるからいけるところ、登りコーナーで失速してきてふらふらしたり、チェンジしなおしたり。でかいバイクはごまかしきいて乗り易いから初心者にはいいわけかと、後ろで一人納得。でも、トラクションでターンするのがバイクのターンの楽しさなので、ナナハン乗れるテクニックもつけてよねーと、外へ膨らむライダーのインからお先に失礼。(^_^)
夕張
 峠を超えると夕張です。さて、我が家では土産無しで帰ると、その後の関係が非常にまずくなるので、そろそろ土産のことを考えはじめました。ここは夕張、やっぱメロンでしょと、メロンを土産にすることに。「産直」を大きく書いたスタンドも出ていますが、観光ベースはちょっと不安なので、農産物はJAでしょと、まずJAに行くことにしました。JAに行くと、なんと立派なお土産ショップがありました。さすが。ひとかけ300円のメロンもうまかったです。自宅宛に送ることにして、山ノ神への仁義を果たし、気分的にさらに安心して走れるようになりました。
千歳基地
 航空自衛隊201/203飛行隊のある千歳基地です。ここは、民間の新千歳空港も近く(同じ)なので、ぼうっと飛行機を見るにはいいところです。事前に予約を入れれば基地見学もできたと思います。ま、今日は写真だけ。1機飛んでいきました。
有珠山PA
 釧路からは高速を使い一路函館をめざします。高速は国縫まで。これは途中の有珠山PAにて。光線状態がよく内浦湾の遠景がよかったです。(それを写してないから不思議)
駒ヶ岳
 もうすぐ函館。今回の北海道ツーリングも終盤へ。西日に浮かぶ駒ヶ岳と海の色がよかったので一枚とりました。ほんとは、明暗くっきりと、もっといい光だったのですが、カメラを用意しているうちにも光線がかわってしまいました。

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