Vine Linux 6.1

グループウェア グループウェアL01 のインストール




グループウェア GROUP SESSION の次に「グループウェアL01」をインストールしてみました。 デスクトップがシンプルで私好みな感じがしたのです。私が欲しい回覧板機能はないようです。 (よく調べてないのでわかりませんが)
必要な環境は、PHPと、MySQLまたはSQLite2 とのこと。PHPは使ったことがありますが、 MySQLなど、データベースを使ったことがありません。SQLiteが使い方が簡単そうですが、 Vine Linux 6.1の実装SQLiteは、SQLite3で、SQLite2ではありません。 2と3はなんとなく動作が違うようで、3を2にするのもよくわからないので、MySQLでいくことにしました。
これもインストールできたので、備忘録をつけることにしました。

0. Apache2などWEBサーバー
WEBサーバーは設定済にしておきます。Vine Linux 6.1 には、Apache2が実装されています。
1. PHP
Vine Linux 6.1 には、PHP5が実装されています。Synapticパッケージマネージャーからインストールできます。
PHP5
PHP-apache2
PHP5-mysql
が必要です。その他必要なものはSynapticパッケージマネージャーが自動選択します。
2. MySQL
(1)インストール
Synapticパッケージマネージャーからインストールできます。
MySQL-server
MySQL-client
が必要です。その他必要なものはSynapticパッケージマネージャーが自動選択します。

(2)データベースユーザーの設定
コンソールから作業します。
# mysql -u root -p
Enter password: (最初はパスワード設定されていないのでそのままEnter)
Welcome to the MySQL monitor...
mysql>
となればMySQLは動作しています。
現在のユーザー確認
mysql> select user,host,password from mysql.user;
+------+-----------------------+----------+
| user | host                  | password |
+------+-----------------------+----------+
| root | localhost             |          |
| root | localhost.localdomain |          |
| root | 127.0.0.1             |          |
|      | localhost             |          |
|      | localhost.localdomain |          |
+------+-----------------------+----------+
password無しでrootと、匿名ユーザーが登録されています。
rootユーザー3箇所にパスワードを設定します。(同じがよいでしょう)
mysql> set password for root@localhost=password('パスワード');
mysql> set password for root@localhost.localdomain=password('パスワード');
mysql> set password for root@127.0.0.1=password('パスワード');
匿名ユーザーを削除します。
mysql> delete from mysql.user where user='';
再度確認します。
mysql> select user,host,password from mysql.user;
+------+-----------------------+-----------------------------------+
| user | host                  | password                          |
+------+-----------------------+-----------------------------------+
| root | localhost             | *A******************************B |
| root | localhost.localdomain | *A******************************B |
| root | 127.0.0.1             | *A******************************B |
+------+-----------------------+-----------------------------------+
とりあえずrootユーザーがデータベースを使えるようになりました。
(2)データベースユーザーの設定
ひき続き、コンソールから作業します。
現在のデータベースを確認します。
mysql> show databases;
+--------------------+
| Database           |
+--------------------+
| information_schema |
| mysql              |
+--------------------+
のように表示されるはずです。
グループウェアから使うデータベースを設定します。
mysql> create database (データベース名 mygroup など);
mysql> show databases;
+--------------------+
| Database           |
+--------------------+
| information_schema |
| mysql              |
| mygroup            |
+--------------------+
となればOKです。
mysql> exit します。
3. グループウェアL01
(1)ダウンロード
グループウェア 「グループウェアL01」 をダウンロードします。
リミットリンクのダウンロードサイト [http://l-groupware.com/]から group.zip をダウンロードします。

(2)インストール
解凍してできた[group]フォルダを
/var/www/html/
など、Apache2で設定しているWEBフォルダにセットします。
説明に従いパーミッションの設定をします。

(3)起動
http://127.0.0.1/group/setup.php
でセットアップ画面がでれば、起動はOKです。

(4)データベース設定
セットアップの種類
新規セットアップ
データベースの設定
データベースの種類=MySQL
データベースのホスト名=localhost
データベース名=mygroup
データベースのユーザー名=root
データベースのパスワード=パスワード
テーブル接頭辞=groupware_(そのまま)
管理者の設定
ユーザーID=グループウェア用のユーザー名
パスワード=パスワード
名前=なくてもよい、ユーザー氏名など
グループ名=とりあえずusersなど
[実行]で設定され、ログイン画面が表示されればOKです。
設定したIDと、パスワードでログインします。

データベースユーザーがとりあえずのrootのままは好ましくないので、実際の稼働では変更しましょう。
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