Windows環境の利用
Free BSD 8.2

【NTFS】fusefs-ntfs

# cd/usr/ports/sysutils/fusefs-ntfs
# make configure
# make install

/etc/rc.conf に 「fusefs_enable="YES"」 を追記
初回
# /usr/local/etc/rc.d/fusefs start
で起動
# ntfs-3g /(デバイス) /(マウントポイント)
でマウントポイントフォルダにマウントされます。
日本語ファイル名の表示、書き込みOK...でなければデスクトップには使えません。
こんな手間も今のWinやMac、Linuxでは必要ありませんから、FreeBSDはサーバー用ですね。

【WindowsNetwork】 fusefs-smbnetfs

# cd/usr/ports/sysutils/fusefs-smbnetfs
# make configure
# make install

インストール、設定は以前の記事をどうぞ

# smbnetfs /(マウントポイント)
でマウントポイントフォルダにWindowsNetworkがマウントされます。
日本語ファイル名の表示、書き込みOKです。
この手間も今のWinやMac、Linuxでは必要ありません。敷居高いです。

【FAT32】

FAt32は、BSD標準環境から扱えますが、日本語2バイト文字環境ではいまいち
Xfceも、Gnomeも、デスクトップ環境から、日本語2バイト文字のファイルの表示、書き込み、コピーができません。
TUIでは、相手がWindowsなら
# mount_msdosfs -L ja_JP.eucJP -D CP932 /(デバイス) /(マウントポイント)
でマウント、しかし、普通に ls しても文字化けします。以下のように変換して表示します。
# ls /(マウントポイント) | iconv -f EUC-JP -t UTF-8
しかし、表示を変換するだけなので、フォルダに入ったり、ファイルコピーなどはできません。
別途、日本語対応ターミナルが必要です。デスクトップ仕事の環境としては、いまいちです。
XfceやGnomeのデスクトップがデスクトップ環境として独自に対応していないのも残念です。

【NTFSフォーマットHDDのsamba共有】

これは今回の話題ではありませんが、sambaサーバーでNTFSフォーマットのHDDを利用するメモです。
samba共有での設定ファイル /usr/local/etc/smb.conf ですが、通常の説明では、[global]の最初に

[global]
display charset = EUC-JP
unix charset = EUC-JP
dos charset = CP932

と日本語文字セット指定を書くように説明されていることが多いと思います。
これはFreeBSDのUFS2フォーマットのHDDをsambaで利用し、FreeBSDからも参照するという設定です。
FreeBSDは、sambaサーバーとして、NTFSフォーマットのHDDを共有開放するのみ、 利用するのはWindowsクライアントのみという場合は、この設定は必要ありません。設定すると、Windowsクライアント には変換必要のないWindowsファイル名をsambaが変換してしまい、かえってWindowsクライアントから読み書き できなくするからです。
私の環境では、WindowsとFreeBSDでNTFSの外付HDDなどを共有する場面があります。そんなとき、 FreeBSDのUFS2フォーマットでは、Windowsから簡単に読み書きできませんのでNTFSにそろえています。 そのHDDをFreeBSDのsambaで共有させるときのポイントが文字変換させないようにするということなのです。


Xfce4のこの版は、Windowsストレージや、Windowsネットワークを自動表示しません。コマンドをシェルにしてクリックでマウントさせるようにした様子です。自動マウントよりすっきり環境かも。
ネットワーク越しに巨大ファイルのサムネイルを多く表示させると、たまにメモリエラーがでます。TUIから操作すれば問題ないので、XfceやGnomeのデスクトップ・ソフトの都合かな?と思います。昔のWindowsもありました。さすがに今のWindowsはそういうところはこなれてます。また、FAT32の日本語処理もすっきりしません。自分がサーバーになっているときは気にならないのですが、クライアントになると、そういうところが気になります。そもそもサーバーOSで遊んでみたわけでありました。



こちらは本来の機能の一つ、httpサーバーApacheを動作させたところ。その前の写真は自機のsambaを動作させ認識した様子。 こうした用途には使いやすいです。ユーザーグループ分けや、各ユーザーの設定など。WEBのスクリプト使用設定などもきめこまかく設定できます。 Windows serverでいろいろウィンドウ開いてクリクリやる手間に設定ファイル編集するが手っ取り早いなあと私は感じます。
しかしながらsambaも、以前のものとは少し変化し、webから設定できるようになってきたり、設定ファイルの様式が変わったりしています。 時代はすすみ、昔のつもりで扱うと、ちょっと?ととまどい、自分の遅れを感じたのでありました。



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