アクティトラックとすごす



タコメーターをつける
Pivot PROGAUGE PT-5X

バイク積載や、趣味・実用にに軽トラが欲しいなあと思っていました。そんな折、ホンダのアクティが生産終了のアナウンス。 たまらず購入しました。買ってみると、超実用便利。スクーター、マジェスティが暇になり、申し訳ない感じです。
軽トラの計器類は、これまた超シンプル。マニュアル5速ですがタコメーターがありません。エンジンの動きを知らせる計器は あるほうがよいので、車外のタコメーターをつけることにしました。
社外のタコメーターとして、いろいろな製品がありますが、Pivot の PROGAUGE PT-5X を選びました。シンプルなアナログメーター、 メーター直径が選べて、5cmものだとスピードメーターに干渉せずメーターパネル内に置けるからです。回転信号取り出しは、 故障診断コネクタータOBDからとるものが多いですが、アクティのOBDでは使えないらしく?エンジンコントロールユニットECUから とるタイプにしました。

準備したもの
(1) メーター本体(ここに各社ECUへの接続説明あり)
(2) 電源取り出し付ヒューズ、AGC電源用が7.5Aなので7.5Aのもの
(3) ギボシ(回転信号用に)、端子(アース用に)、電線

ECU信号取り出し
運転席シートを外し(ボルト4本)、ECUカバーを外す(プッシュターンリベット4本)。
コネクタ(写真左)を外し、回転信号線(写真右の青線)から、信号線を分岐する。
線の余裕が無いので作業しにくい。分岐コネクタを使えば簡単だが、ハンダ付作業にする。 慎重に小さく被服をはがし、そこに分岐線をハンダ付し絶縁する。
分岐線を長めにとり先端にギボシのメスをつける。ここまでがタコメーター取り付け作業時間の大部分。 ECUカバーと、シートを戻す。
タコメーター取り付け時に、タコメーターの回転信号入力線にギボシのオスをつけてこれと接続する。
タコメーターは、写真のようにスピードメーターカバーパネルに取り付ける。 同芯スピード・タコメーターのような感じを狙って小さい5cm径のものを選んだ。 ねらいどおり、メーター表示、インジケーター表示に干渉することなく設置できた。 配線は、メーターとカバーパネルの隙間に入れて目立たないよう処理した。 自分としてはすっきり配置でき満足。 (メーターパネルはパネル右下に凹があるのでそこからはがしていく)
電源は、電源分岐ヒューズを使い取り出す。電源線は1本なのでAGC電源ヒューズを電源分岐ヒューズに換えて取り出す。 アースは、写真のようによい場所にボルト・ナットがあるので端子をつけて共締めして落とす。 回転信号線は、事前に準備しておいたものにつなぐ。最後に配線類を束ねる、目立たなくするなどの処理をして完了。




その他
ダブルホーン
シングルホーンは原付バイクみたいでさびしいのでダブルに。純正はミツバ製の高音1個。ホンダで採用しているのと同じミツバ製でダブルにしました。純正はコネクタがホンダ専用となるので変換コネクタも併せて購入。
リヤウィンドウ遮光フィルム
アクティ タウンはフロント、サイドは偏向ガラスですが、リヤは素通しガラスです。普通車のリヤウィンドウと同じくらいの遮光フィルムを貼ってもらいました。
カーナビ

GARMIN nuvi2592。 バイク用に2462を使っていて、海外地図がインストールできたりしてイギリスで使ったり便利なので2592中古ををネットでゲット。 GARMINはポータブルナビから撤退したのか現行製品はない。ワンセグでテレビも視聴できるし、写真のようにコンパクトにおさまるし so good!
ワイパーブレード

ワイパーを動作させてびっくり!ガチャンガチャンとにぎやかなこと。軽トラとはいえコストダウンしすぎ。 ガチャ音はブレードの問題なので、一般的なものを用品屋で購入。雪のシーズンにはカバーされた雪用ブレードにも交換しています。
外部入力端子付オーディオ
アクティ タウンは、CDオーディオがついています。殆ど十分なのですが、 スマホ、ナビなどの外部音声を接続したいことがあるので、AUX入力付のものに変えました。 純正オプションにあるケンウッド製です。純正ですが、アンテナコネクタとマルチコネクタの変換が必要なので、 取付キット(変換用マルチコネクタだけでよいのですが単体売りがありません)と、アンテナ変換コードが必要になります。

ルーフ・デッドニング
ルーフはとてもシンプル、鉄板の内側に内張りが1枚あるだけで、制振材や遮音材はありません。雨の日はスチールドラムの合奏?のようです。あられが降った時はさらに賑やかです。制振材や遮音材を貼ってみました。効果は期待以上。屋根の雨音は乗用車なみになりました。タイヤハウスの上にキャビンがあるので、走行中のロードノイズや水しぶき音は軽トラのままですが、屋根の雨音ほど気にはなりません。
使った材料は、レアルシルト(積水化学工業)と、エプトシーラー。写真のパネルみたいなのがレアルシルトで、スポンジみたいなのがエプトシーラーです。制振材のレアルシルトだけで薄い鉄板が雨音にパラン、パラン響くのは押さえられます。走行中は屋根前方部に雨は強くあたるので前の方にも貼ってみました。スポンジ遮音材は写真では1枚貼っただけですが屋根裏全体をおおうようにはりました。
2021.11.23追記
ルーフ・デッドニングの効果は絶大。普通車並にはなりました。軽トラはキャビンにフェンダーがくるので、 そこの水しぶき音もかなり感じますが、残りのレアルシルトを貼ってビニルレザーで覆いました。場所と作りからデッドニングの効果は殆ど感じませんが、鉄板むき出しでなくなった見た目はいい感じになったと思います。


ジャッキアップポイント

車載ジャッキ

フロアジャッキ





4WD性能について

アクティトラックの四輪駆動は、前後シャフトをビスカスカップリングで接続したビスカス式四駆です。 小回り時の前後輪の回転差をビスカスで逃がし、ビスカスの粘性抵抗分だけ駆動力を得るというものです。
日常使いは二輪駆動←→四輪駆動を切り替える必要がなく雪国生活でも便利です。しかし、 新雪またはぐしゃぐしゃ雪、坂道、などの条件が合わさると、パートタイム四駆、センターデフ式四駆に、登坂能力、駆動能力において劣ります。 また、アクティトラックは、RRを元にしたビスカス式四駆ですが、FFを元にしたビスカス式四駆より同じ場面で劣る場合も あります。FF系四駆はステアリング方向に引っ張るのでステアリング性がよいですが、RR系は前に押すので尻を振り方向が定まらず、 坂道では登れなくなることがあるからです。
ビスカスにロックアップ機能をつけて、パートタイム四駆のように必要な場合は直結四駆とする機能があると、 使い易さと、十分な四駆性能が得られてよかったのにと思います。パートタイム四駆は、通常は二輪駆動にしておかなければならないので、 ちょっとした雪坂道などで切り替える必要があります。RRを元にした旧サンバーは後加重が多いので、ハイゼット、キャリーなどより、 二輪駆動時の登坂能力があります。
最近は、ビスカスとABSを活用した四駆が殆どになりました。私はコンピュータ制御でなく、 機械式のセンターデフ式(センターデフロック可の)の四駆が好きです。ここ一番のときはコンピュータ制御は、期待通した駆動力を得られない ことを実感しているからです。




タイヤ交換

タイヤが磨耗したので、新品に交換しました。約5万キロ走行での初の交換です。バイクからみると四輪のタイヤは寿命が長いです。 今回のタイヤは、ヨコハマのわりと新しいブランドで、ジオランダーKTです。ノーマルより少しラフロード寄りといったパターンです。 (2023/04/12)



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