35mmフィルムの場合、実画面で1200万画素程度確保できれば十分。
センサーが小さいと1ピクセルのデータの質が落ちるのでフォーサーズ、APSC、フルサイズがよい。
6×6版以上は、良質な3600万画素以上が必要です。
[2] 接写リングと解像のよいレンズ
35mmフィルムの接写では、一般的なレンズの最短距離ではたりませんので接写リングが必要になります。
レンズは一般的な標準レンズで十分ですが、解像のよい接写用レンズが適当です。
[3] 三脚(接写スタンド)、シャッターリモコン(レリーズ)
カメラの固定に三脚や接写スタンドが必要です。手でシャッターを押すとぶれるのでシャッターリモコン(レリーズ)も必要です。
セルフタイマーでもよいですが手間がかかります。
[4] トレーサー(光源)、フィルム押さえ
光源としてトレーサーがあると便利です。フィルムを平面にするためのフィルム押さえもあると便利です。 反りのないフィルムなら光源トレーサーの上に置くだけでも接写できますが少し浮かせたほうがそこにピントが合うことがなくよいでしょう。反りのあるフィルムは72mm程度のレンズプロテクターフィルターのレンズだけを抜いて2枚使いフィルム押さえ代わりにしてもよいでしょう。 (アマゾンで購入しました) |
ネガをポジ化するのは、撮影後、画像処理ソフト(Photoshopなど)で、ネガの階調反転後、RGB3原色のバランスとりという手順になりますが、ホワイトバランスを低めにしておくほうが赤のデータが低くなりすぎず都合がよいのです。 |
私が使っている Photoshop Elements13 では、[フィルター][色調補正][階調反転] というメニューになります。 ネガはオレンジ色ベースですので、ここではまだ正しい色調になりません。上のヒストグラムに示されたように 緑の強い画像になります。 |
ここでRGB3原色の範囲を、入力データの範囲に再設定します。 退色がなければ、ここまでで良好なポジデータが得られます。後は自分の好みにあわせて微調整となります。 その後、[OK]をクリックして[レベル補正]を終了します。 サンプルで示した画像は、退色がありますので、まだ[レベル補正]を終了できません、 |
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赤いウェア、青いタンク、山の緑という3原色に近い色がすべて入っていて、フィルムの退色があるという、 調整用サンプルに向いた元画像を選びました。 |
退色のあるネガの場合は、自動補正はありませんので、上で説明したような画像処理が必要となります。 |
上の説明と同じようにPhotoshopで3原色のレベル調整をし、その後シャドウ部分を明るくしたのが下の画像です。 KFS-14WSでネガスキャン後退色補正したデータ こだわらなければKFS-14WSで十分です。デジカメと接写の準備があれば質のよいデータ化が可能です。 参加しているNPOでネガからJPGに変換する作業をこの手順でしたものがあります https://photos.app.goo.gl/PzxkM5QtXnQvjqFV7 |