2005年 Nikon D50 (6MP) 20mm(30mm相当) f=5.6 ISO=200 (画像クリックでピクセル等倍表示) |
2015年 iPhone6plus (8MP) 4.15mm(29mm相当) f=2.2 ISO=32 (画像クリックでピクセル等倍表示) |
8.5μ 2008年 Nikon D700 (12MP) 50mm f=5.6 ISO=200 (画像クリックでピクセル等倍表示) |
7.9μ 2005年 Nikon D50 (6MP) 35mm(52mm相当) f=5.6 ISO=200 (画像クリックでピクセル等倍表示) |
ハーフサイズD50のセンサー面積を2倍にした感じのD700の画像です。センサーがCCDからCMOSになったり、センサーサイズの関係でピクセルピッチも若干大きくなっています。画素数が増えて拡大がきくようになりますが、センサー面積を広げることで増やしていて画素は小さくしていないので、D50同様、ピクセル等倍画像はくっきりして何の問題もありません。 D50は600万画素で四つ切300dpi出力に必要な870万画素(業務用印刷機の解像度350dpiでは1015万画素)に足りていませんが、1200万画素確保しているD700は十分です。150dpiなら全紙出力もカバーします。150dpi全紙出力に必要な画素数は900万画素です。35mmフィルムの全紙プリントはフィルム粒子が見えてきますから150dpiもない印象をもっています。大伸ばし写真は離れて見られて新聞のような見られ方はされませんから十分なのです。デジタルカメラの画素数は、35mmフィルム一眼レフのクオリティを必要十分とすれば、1000万画素前後あれば十分と計算できます |
5.5μ 2008年 Nikon D90 (12MP) 35mm(52mm相当) f=5.6 ISO=200 (画像クリックでピクセル等倍表示) |
8.5μ 2008年 Nikon D700 (12MP) 50mm f=5.6 ISO=200 (画像クリックでピクセル等倍表示) |
左はピクセルピッチを5.5μとし、ハーフサイズ(DX,APSC)で、1200万画素確保した Nikon D90 の画像です。右のD700の1200万画素データと比べると、若干、輪郭があまいかとも見えますが、画角をそろえたことでレンズ焦点距離が違っていますから、レンズ描写の違いによる誤差範囲かもしれません。十分しっかりとした像を結んでいると思います。 |
6.0μ 2012年 Nikon D600 (24MP) 50mm f=5.6 ISO=100 (画像クリックでピクセル等倍表示) |
5.5μ 2008年 Nikon D90 (12MP) 35mm(52mm相当) f=5.6 ISO=200 (画像クリックでピクセル等倍表示) |
左は、D90とほぼ同じピクセルピッチでフルサイズとした Nikon D600 の画像です。フルサイズなので画素数は約2倍の2400万画素となっています。センサーサイズの関係でピクセルピッチは、6.0μと若干大きくなっています。ピクセル等倍データはD90同様くっきりしたままで、画素数が増え拡大がきくようになります。こうなると35mmフィルム以上のクオリティです。D600が登場しその画像データを見たとき、解像感を保ったまま拡大のきくフルサイズカメラの迫力に圧倒されました。これは欲しいと思ったものです。プリント写真と違い、デジカメ写真は、ディスプレーですぐに拡大して鑑賞できますので、高画素写真も気楽に楽しめるようになりました。そのかわり、ちょっとのカメラ振れ(遠景振れ)が気になってもきます(拡大鑑賞できるということは常に望遠レンズで撮影しているのと同じことになりますから)。 フルサイズ2400万画素は十分な画質で、フルサイズならではの画素数と考えます。 |
4.9μ 2014年 Nikon D810 (36MP) (画像クリックでピクセル等倍表示) SIGMA 8-16DCH 16mm f=8 ISO=64 PHOTOHITO画像 |
4.9μ 2014年 Nikon D5100(D7000) (16MP) (画像クリックでピクセル等倍表示) 29mm(43mm相当) f=5.6 ISO=100 PHOTOHITO画像 |
左は、ピクセルピッチを4.9μまで小さくし、3600万画素を確保したフルサイズ Nikon D810 の画像です。D810を実写したことはないのでPHOTOHITO画像です。SIGMAのレンズがよく解像しています。水面のざらつき感がを感じるするところがそろそろカメラのほうのセンサー限界かなという気がします。 3600万画素は、全紙やA2を300dpi出力するために必要な画素数です(350dpiなら4200万画素)。高価なPhaseOneなどの中型デジタルフィルムパックでする高解像ポスターなどの仕事を、リーズナブルな35mmフィルムサイズカメラでまかなおうという製品意図もあるとも察します。 D5100やD7000 も実写データがないので(友人がD7000をもっているのですが)、PHOTOHITO画像より拝借。いい写りですがピクセル等倍は輪郭があまくなってきたり、質感うすれてきたりで、ぼちぼち限界きそうな予感。 しかし、次に紹介する、3.9μの D7200 よりは上質と思います。 質感重視でいくならピクセルピッチ5μ周辺が実用限界という印象です。フルサイズでは3600万画素、ハーフサイズ(DX)では1600万画素となります。 |
3.9μ 2014年 Nikon D3300/7200/5300 (24MP) (画像クリックでピクセル等倍表示) 30mm(45mm相当) f=11 ISO=400 メーカーサンプル画像 |
6.0μ 2012年 Nikon D600 (24MP) 50mm f=5.6 ISO=100 (画像クリックでピクセル等倍表示) |
左は、ピクセルピッチを3.9μまで小さくし、ハーフサイズ(DX,APSC)でフルサイズ並の2400万画素を確保した Nikon D3300 の画像です。実写データをもっていないので、メーカー撮影サンプルページからです。 湖面のなめらかさがいまいちです。細かい部分の描写もあやしいです。ISO400と、F11ですが、画素ピッチ大きければこれほどにはなりません。 今回の考察の結論が見えてきました。質感重視でいくならピクセルピッチ4.0μ周辺はぎりぎりです。 |
2.9μ 2014年 Nikon 1 v3 (14MP) (画像クリックでピクセル等倍表示) 18mm(45mm相当) f=8 ISO=400 PHOTOHITO画像 |
2.7μ 2006年 FUJIFILM FinePix F30 (6MP) 12.2mm(55mm相当) f=5.6 ISO=100 (画像クリックでピクセル等倍表示) |
左は、ピクセルピッチ2.9μの Nikon 1 v3 の画像です。
PHOTOHITO画像からです。 これは質感がつぶれています。1型センサーなので仕方ないですが、4μ900万画素くらいにわりきってしまえば、拡大はきかなくとも、画像はきれいになると思います。 右は、ピクセルピッチ2.7μの FinPix F30 の画像です。1/1.7型と小さいセンサーですが、画素数を600万画素と抑えピクセルサイズを大きくしています。600万画素あれば、A4印刷など、通常十分です。F30は、スキー行など、私のポケットカメラとして、2016年も現役です。 |
1.5μ 2012年 PENTAX Q (10MP) (画像クリックでピクセル等倍表示) 8.5mm(47mm相当) f=5.6 ISO=125 |
1.9μ 2013年 PENTAX Q7 (10MP) 8.5mm(38mm相当) f=5.6 ISO=100 (画像クリックでピクセル等倍表示) |
左は、ピクセルピッチ1.5μの PENTAX Q の画像です。
1/2.3型センサーのカメラの中ではよい画像なのかもしれませんが、やはり小さいセンサーを小分割した光の載り具合で質感の乏しいものです。被写体の輪郭も出ていません。 右は、ピクセルピッチ1.9μの PENTAX Q7 の画像です。PENTAX Q と画素数は同じですがセンサーを 1/1.7型としたことによりピクセルサイズがアップしています。 また裏面照射型センサーによる集光アップの効果もあるかもしれません。PENTAX Q より被写体の輪郭が出ています。質感も Q より若干アップした画像となっています。また、ほぼ同じピクセルサイズの iPhone6 より良質な画像となっていますから、レンズを含めカメラとしての存在感はあります。 裏面照射型センサーでも、カメラには 2.0μ以上のピクセルサイズは確保しないとスマホとの差別化はできないでしょう。拡大できてもきれいな拡大にならず、無駄に写真データが大きくなります。 |